ここでは、本会議における山下議員の発言が、教育長と市長に対する無礼な言葉であるとされている問題を検証しています。以下はそれらの検証結果の概要で、検証の詳しい内容は検証ごとのページに記載しています。
検証1-1. 教育長や市長の答弁は正当な答弁か ⇒ 検証の詳細
教育長の答弁も市長の答弁も山下議員の質問に対して正面から答えたものではなく、はぐらかした答弁になっています。また、市長の答弁は学校の統合廃止に関する自身の責任を回避するような内容であり、批判を受けても当然のものだと考えられます。また、山下議員が教育長の答弁を否定したとする懲罰賛成派の議員の主張は、山下議員の一連の発言の真意を理解せずに、教育長の答弁とそれに対する山下議員の発言の一部だけを取り出して責めているものであって、山下議員の発言に問題があるとするための曲解でしかありません。従って、教育長や市長の答弁を正当な答弁であるとするのは間違いであると考えられます。
検証1-2. 当局の信用を大きく失墜させる無礼な言葉か ⇒ 検証の詳細
懲罰賛成派の議員は、山下議員の教育長に対する「教育長、それは大きな間違いですよ」や市長に対する「大変残念な答弁ですけど」という発言が、「当局の信用を大きく失墜させる無礼な言葉」や、教育長や市長に対する「誹謗中傷」、「侮辱」、「失礼な言葉の使い方」、「残念な答弁と批判する」、「市長・教育長への侮辱」などであると主張しています。しかし、山下議員のこれらの発言は誹謗中傷や侮辱と言えるような言葉でも無礼な言葉でもなく、教育長や市長に対する批判的な発言でしかありません。行政と議会とは対等の立場であり議会には行政を監視する役割がありますから、議員が行政を批判することはあって当然です。従って、山下議員の発言を誹謗中傷などとして非難することは、議会の役割を忘れた、教育長や市長に対する過度な忖度からもたらされた単なるこじつけでしかありません。